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借金を返済していくためには
借金で苦しまないための一番のコツ
借金をスムーズに返済して、返済資金や生活に困らずに完済をするためのコツは「借りる前の検討」と「借り方」にあります。
当たり前のことかもしれませんが、自分の収入と支出に見合った借り方をしっかり考えて借りることが不可欠です。
返済能力を超えた借入が一番の不安材料になり、将来を苦しめることになるためです。
銀行などから住宅ローンの借り方と返し方
特に住宅ローンなどの大きな借金をする際には、そのタイミングや購入金額などをじっくり検討し、どういった住宅ローンをどれだけ借りるのか考えなくてはなりません。
日本社会の一般的な傾向として、借金というと聞こえが悪い、人にあまり知られたくないと思うのに、住宅ローンを借りてマイホームを持つことは名誉のように捉えがちです。
そのため、充分な自己資金も用意せず、めいっぱいに借りてしまい、返済に苦しむことや最悪の場合返済ができなくなってマイホームを銀行に競売にかけられて失ってしまうケースも少なくないのです。
マイホームが欲しいなら、最低でも必要な資金の2割程度の自己資金を準備し、親や祖父母からの住宅資金贈与を受けるなどの手段を講じるようにしましょう。
夫婦で収入がある場合には共有名義にすることやお互いの収入で返していく努力も求められます。
返済をしていくために収入を得るだけでなく、生活費用の支出面にも気を配り、無駄遣いのし過ぎを防ぐほか、使途不明金が出ないよう家計簿を付けるなど家計の管理をしっかり行いながら、順調な返済を目指しましょう。
カードローンやフリーローンの借り方と返し方
住宅ローンのような高額な借金でなくても、少額のカードローンやフリーローンも借り方や働き方、計画性や返済管理の仕方によっては返済に困るリスクがあります。
資金使途自由なカードローンやフリーローンは、資金使途を定めた住宅ローンのような長期返済のローンと違って金利も高いため、少額であっても金利がかさんでいきます。
また、カードローンは利用枠の範囲で何度でも借りられるため、少し返してはまた借りるの繰り返しで雪だるま式に利息や返済すべき残額が膨らんでいくのも特徴です。
いくら自由に使って良いといっても、後で困らないコツとしては、自分なりに目的を定めて借り、それを返済するまでは新たに借りないといった工夫をすることが大切です。
たとえば、海外旅行に行くための資金が欲しいと思って20万円を借りたら、それを返すまで、ほかに欲しいものは我慢しましょう。
また、生活費がどうしても足りずに借りた際は、次のお給料日に全額を返すといった方法を採れば、後で返済に困ることを防げます。
借金の返済計画を立て返済中の心構えを構築する
このように借りる前、借りている間と目的を明確にし、計画を立てることは借金で困らないためのコツです。
自分なりのルールや心構えを持つことと自ら構築したルールを自分で破らないように管理する強い心を持つことも不可欠です。
何のために借りるのか、いつまでに返すのかを決め、完済するまでは無駄使いをしない、交際費や通信費を節約するなどのルールを決めて臨みましょう。
借金に困ったときには早めに対策や相談をする
長期にわたって借金を返済していくうえでは、時にリストラに遭う場合、病気やケガで働けなくなって予定していた収入が入らなくなるリスクも考えられます。
こうしたケースに備えて日頃から節約や貯金などをしておくことが大切ですが、どうしても返済に困った際には、早めに相談をしましょう。
恥ずかしい、みっともないと感じる場合や家族にバレるとまずいなどと考えているうちにも、どんどん利息がかさんで借金が膨らんだり、住宅ローンのような担保があるケースは抵当権の実行などをされてしまうからです。
借金をスムーズに返済して、返済資金や生活に困らずに完済をするためのコツは「借りる前の検討」と「借り方」にあります。